2021年1月30日
こんにちは。
今回、ブログ担当の西村です。
年末から寒波がきて寒い日が続いていますね。日本海側では、大雪がすごいみたいなので、大雪による事故等が起こらないことを思う、今日この頃です。
幸い関東は雪がそこまで積もることは今のところないのですが、寒さに慣れていない関東だから起こる現象を今回紹介したいと思います。
今回の工事
給水管に凍結防止ヒーターを設置する
お客様からの相談内容
関東でも1月の10日、11日は寒波の影響で、雪は降らないまでも寒さはピークになりました。
そういったときにお客様から一番多いお問い合わせが「朝起きてお湯を使おうと思ったらお湯が出ないんですけど・・・」というものです。
ここでの「お湯が出ない」は「水栓(お台所や洗面所、お風呂)をひねっても、なんにも出ない」ということです。給湯器の故障等であれば、お湯を使おうと思って水栓をひねると、お湯にはならなくても水として出てきます。
なぜ、こういったことが起こるのでしょうか?
ほとんどの原因は、給湯器付近の水とお湯の管が寒さによって、配管内の水が凍結してしまうからなんです。
通常関東地方で凍結したとしても、昼前くらいには氷も解けてお湯が出るようになることが多いです。
凍結する箇所
凍結しやすい箇所として次のようなところが考えられます。
給湯器の給水管、給湯管接続する金属部分
給湯器周辺の水栓バルブ
凍結する原因
凍結する原因として、次のことが考えられます。
・朝、太陽の日差しが当たらないところに給湯器が設置されている
・給水、給湯配管の保温不足、保温の劣化
・給湯器が設置されている場所の周辺にエアコンの室外機がある
・風が抜ける場所、風がよくあたる場所に給湯器が設置されている
凍結を予防する対策、凍結してしまったときは?
凍結を予防するには
・凍結防止ヒーターを配管に設置する
・配管の保温材を厚くする
・給湯器配管カバーを設置する
・気温が落ちて凍結の可能性がある日の夜中は、お湯をほんの少しだけ出しておく
もし、凍結してしまったら
凍結が予想される場所にドライヤーの風をあてて溶かす
熱湯は配管が破損してしまう可能性があるのと、乾く時の気化熱でまた凍結してしまう可能性があるので止めたほうがいいんです。
工事内容
さて、今回の工事は、凍結防止ヒーターを配管に巻き付けて、さらに配管の保温材を厚く巻き直す工事を行ってきました。
工事後の写真1(凍結防止ヒーターの写真)
工事後の写真2(保温材を厚く巻いたところ)
皆さん、参考になりましたでしょうか?
もちろん、凍結が原因ではなくお湯が出ない場合もございますので、今回紹介したようなことを試してもお湯が出ない場合は、ご相談ください。
担当者:西村MJ(マイケルジャクソン)